大切にしていること。(設計施工、社員大工、ていねいに家を建てる)
昨日は仕事終わりの18時から、大工さん・設計・監督・広報・経理事務たち従業員一同でバーベキューをしました。月に一度位このように皆で食事をしたりで仲良くやっているわけですが、昨日は久々に会社の裏の駐車スペースで、お子さんも参加したりで。
大工さんが9名いますから、なんてたって準備はすぐに終わります。簡易なコンロをちゃちゃっとつくったり、火も工事用のバーナー使ってすぐ起こしたり、椅子や机も簡易であっという間に。暗くなるとすぐに投光器もでてきますし、とにかくこの辺の手間のかからなさは、大工さんがたくさんいると素晴らしいものがあります。
私が小さい頃も、父親を中心にたまにこんな事をしていました。家で麻雀やってたり、夏はキャンプいったり。また、普段でも、夕方仕事終わりに大工さんたちに、この裏道で遊んでもらったり。
そういう記憶もあるのか?私、皆が仕事終わりにニコニコしている姿を見るのが、たまらなく好きなのであります。
そんな懇親の場だけじゃなくって、普段の現場で仕事を片付けた後に、一生懸命仕事をした充足感の中、大工さんや設計、また(電気屋さんや左官屋さんなど)職人さんたちが、にこやかに話している姿を見るのも最高です。
もちろん、仕事ですから厳しい所もあります。強く指摘せねばならないこともありますが、皆が一生懸命良い家を造ろうと頑張っている同士で切磋琢磨するのは素晴らしいです。
今は、なかなかそういう家づくりを出来ない環境になってきていると思います。
もちろん、いくら高くなっても良い!では仕事ではありませんから、コストは絶対大事。いかに早く・安くは大切です。ただ、そればかりで、「よい物・よい家を造ろう!」という所を目指せない、根幹にないのは、やっぱり楽しくないし寂しいと私は思います。
お客様と打合せをしてご要望を満たせるように、そしてお客様のご要望になくとも純粋に良いお家になるように設計は考えて図面を書きます。その図面を基に大工さん職人さんは造るけど、「こうした方が良いのでは?」ということは大工さんたちは必ずあります。
また、図面には表せない壁の裏、屋根の裏の細部のことや、例えばコンセントや雨樋、換気扇カバーなどの微妙な位置などでも、現場で決めていかなければいけないことはたくさんあります。
そこで、大工さんも設計も職人さんも、皆が「こうした方がええんちゃう?」とよりよいを目指していける家づくりをしていますし、これからも続けていきたいと思います。
決して、「図面でこう書いているからもうええやろ」とか、「こうした方が良いけど、図面で書かれていないから、ええか」、「工期もないし手間はかけれやんからこれでええやん」、「もう打合せで決めてしまっているから、また報告するの面倒だから、このままいこよ」なんてのは嫌です。
おかげ様で、そこは昔からの社風というか、「真面目に良いものを丁寧につくろう」というのは、社内の大工さんにも設計にも皆にも、また協力業者の職人さんたちにも共通意識としてある所で、逆に言うと、そこに合わない方は仲間にならないし、例え入ってきても直ぐに辞めてしまいます。
弊社は小さな工務店ですが、設計も施工(社員大工さん)も監督も居ますし、広報や事務など、マーケテイングから経理事務、各種申請届け出、そして補助金申請まで社内で裏から支えてくれる方も居ます。
設計だけなら、それこそ有名な建築家さんも居ますから、いくらでも上は居ると思います。(それなりに良いレベルにはあるとは思いますが)
施工だけでも、弊社の社員大工さんの腕はかなり良いとは思うけど、上は居るでしょう。
でも、設計も施工も一体的に、お互いの力を掛け合わせながら【よりよいお家を安定してオーダーメイドでつくる!】ということでは、弊社はなかなか良い線いっているのではないかと思います。
更に、お家を造る根幹の大工さんを社員化していて、業界の中でさけばれている「職人不足」とも無縁ですし、一応会社組織として成り立っていますから、大工さんや建築家が一人二人でやっていて、本当に素晴らしいけれどその方になんかあったら終わりというような不安定さもないと思います。
と、途中から自分の頭の中を整理するような話になってきまして申し訳ございません。
要は、
「大彦は全従業員の物心両面の幸福を追求すると共に、【いつまでも愛着をもってお住まいいただける木の家】を、優れた大工職人の手仕事と洗練された設計デザインで実現し、明るく豊かな地域をつくります」
という、弊社の理念を、皆で力を合わせて実現していく中で、従業員の皆さんや協力業者の職人さんたちの楽しそうな笑顔を見るのは、とても嬉しい!!という数行で終わる話を、くどくどと引っ張っりました。
では、また次回。今度はマニアックな建築話を。
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