野上のブログ

おめでたい。(地鎮祭、棟上げ、手刻み、手刻みの棟上げ)

家づくり工事の節目と言えば、いくつかございますが、大きな物と言えば、「着工」「上棟」「お引渡し」ってな所でしょうか。

着工は工事のスタート。基礎であったり、基礎の前の杭打ち工事であったり、それより前の敷地造成の擁壁工事などの場合もあるし、いやいやその前の解体工事だよ。なんてこともありますが、「地鎮祭」と言う、神主様にお越しいただいて工事着工を神様にお許しいただく儀式をする場合は、そこを着工というのが普通でありましょう。

和歌山市中心部のK様家は、解体工事→地盤調査とやってまいりまして、ついに家づくり本体工事のスタート。

上の写真でありますように、地面に建物の位置を大体出して(地縄張りなどと呼びます)お客様に確認いただきながら、

敷地に竹を建て縄をはって神域を仮に造って、そこに氏神様の神主様に祭壇を組んでいただきます。お客様と弊社の数名(担当者)が参列させていただいて、地鎮祭が執り行われます。(私、地鎮祭中の写真は神様に失礼かと思いますので撮影しないようにしておりますので、途中の写真がなくてお申し訳ございません。)

厳かで晴れ晴れとした気持ちで工事のスタートでございます。

最後にお客様の記念写真を撮影して終了。めでたい。めでたい。

次に、桐蔭高校近くのT様家。

昨日、棟上げでした。これが「上棟」と呼ばれるもので、お家の骨格が組まれて一気にお家がカタチを現す日。お客様もとても喜んでいただく日です。

この日まで、約一月作業場で「墨付け・手刻み」《お家の柱や梁一本一本を目利きし、くせを読んで、強固な木組み加工を大工さんたちが、ひとつひとつ手で掘ったり切ったり加工すること》の工程をふんできた構造材が、

現場で大工さん達によって組み上げられていきます。

ずっと昔から続く伝統の技でありますが、昨今は出来る工務店がほとんどなくなってきているものでもあります。

手刻みの棟上げは、プレカット(柱や梁の木組み加工を大工さんが行うのではなく工場で機械が行うもの)の棟上げとは違って、進みがゆっくりなのですが、

今回は、皆の頑張りと好条件も重なり、

タルキと呼ばれる屋根を形造る木材まで打てました。

タルキを所定の長さに大工さんたちが切って(ここまで進んだのは初めてですねぇ)作業は終了。

「幣=へい」と呼ばれる棟上げのお飾りと、お客様にご用意いただいたお供えものを一番高い所にある構造材の棟木の前にお供えして、(棟木があがるから棟上げ)

お客様と一緒に手を合わせて「棟上げ」は終了です。

めでたい。めでたい。

今週はおめでたい1週間でありました。来週もまたよい週になりますね。


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