ビルの間で手刻み。(手刻み、墨付け、棟上げ、社員大工)
今週初めは、和歌山駅近くのM様家の棟上げでございました。
幹線道路に近く、商業地と住宅地が混じっている街中ですので、両隣にはビルとマンション(もちろん、その中でもお家に気持ちよく光が入る工夫はしております)。
棟上げ時に登場するレッカー(クレーン車)も、アームをのばしてのばして。こんなに長くアームが出ているのは私初めてです。
もちろん、棟上げの作業はいつもと変わりません。今まで一月、弊社の作業場で刻まれてきた柱や梁を大工さんたちが組み上げていきます。
あちらこちらで、複雑に加工された柱や梁がどんどん組まれていきます。特に棟上げ時の大工さんは颯爽としてい格好が良く、とても絵になります。
ビルの横の無垢の木の手刻みの棟上げ風景。昔と変わらない姿が、昔にはなかったビルと対照的です。
無機質な建物の前の、自然の木と大工さんの手仕事による木組み。コントラストが効いていて、面白いですね。
それから、この日4月1日は新しい見習い大工さんのA君の入社日でありました。体育大学出身で大阪より来てくれたA君。大工さんの経験はまったくない23歳ですから、もちろん棟上げ作業には参加できず、下で材料を運んだりでしたが、初めて来た日が「棟上げ」という家づくりの大切な日。
これは、なかなかの星の元に生まれているのではないでしょうか!期待できますねぇ。
ではまた来週でございます。
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