リノベーションショールーム②(古民家リノベーション、町屋リノベーション、リノベーションショールーム)
さて、今回はリノベーションショールームのご紹介2回目。前回は外観と土間部分をご紹介しましたが、
今日はそこにつながるリビングから。
上の写真をご覧いただいても分かるように、玄関から入ると大きな土間。真ん中の収納家具を境にして一段上がり、リビングとしています。そしてその奥(この写真では左側が)ダイニング。
昔は土間部分がお店で、一段上がった所がお店の方々がおるところで、境の収納家具の所で御用を聞いていたのだと思います。
リビングから土間を見るとこう。正面のカウンター収納がまさに店先感たっぷりですね。お店でもあったからでしょうか?天井がとても高くて面白い。普通弊社は天井を低くもっていき、重心をさげ空間を横にのばして広さを感じさせる手法をとりまして、中途半端に高い天井は余計に空間を狭く見せると考えて避けていますが、ここまであげるとまた話は別であります。
ちなみにこの角度で見えている所で変えたのは、手前の無垢の床板の張り替えと白い漆喰壁の塗り替え。そして右上の天井下に少しせり出している部分(照明が入っている所)を新しくしたのみ。天井の一枚板が素晴らしくその迫力を活かしたかったので、天井の照明は外し、逆に天井を照らすような照明計画に変えたかったため。
それ以外は土間も、建具も柱もカウンターもさわっていません。90年前のまんまです。
リビングから奥(西方向)は、小さな和室が連続していたので、そこも無垢の床板張りに変えて、書斎スペースをつくりました。
書斎空間からリビングを見るとこう。
今回はこの建物の魅力を十二分に活かすため、あえて段差の解消はしていませんが、普段のリノベーションでは、段差をなくしていくことが多いです。
そして、このリビングの奥(北側)がダイニング空間。先ほどの書斎は左の一段上がった所です。
このダイニング空間はおそらく商談などをした応接間だったのかと思いますが、そちらはまた後日に。
最後に土間に置いたこの薪ストーブ。土間にもぴったりだし、天井の高い空間にもよく似合うのですが、なにより火を見ながらゆっくりするのはとっても気持ち良いものです。
弊社でも薪ストーブを採用したお客様はたくさんいらっしゃいますが、その気持ちがよく分かりました。ショールームですからそういうことはなかなか出来ませんが、この前でチビチビお酒を飲みながら、ゆったりと夜を過ごしたりしたらホント最高だと思いますです。
では今日はこの辺で。
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