野上のブログ

ていねいに。しんちょうに。

すっかり更新を忘れている間に、完成間近になってきた有田郡某所のA様家。

大工さんの工事はひとまず終わって、仕上げ工事中。上の写真でも壁を塗っているのは左官屋さん。

弊社の家づくりのとても重要な部分を担ってくれております原左官さん。いつもしっかりと良い仕事で支えてくれています。

壁の左官も塗ってしまえば、何となく普通に納まっていますが、その何となく納めているのが良いことで、苦労の跡やこれみよがしなものはあまり「粋」ではないと思っています。普通に何となくに職人さんの技術は詰め込まれているわけです。

左官屋さんも、こんな所も紹介して欲しくはないでしょうが、ライトをあてながら慎重に丁寧に、けれど素早く(だってモタモタしていたら乾いてきちゃって一面を綺麗に濡れませんから)。

はい。こちらでも、慎重にチェックをしています。

ただ、人の手仕事。ここまでしていても、工場で機械がするような100%完全なものはできません。だからこそ手仕事の良さといえるわけですが、ムラも出たり、割れがでてくる部分もあります。外壁だったら、工事中、工事直後などに予期せぬ通り雨にあったり強風にあったりすることもあるし、内部でもとても塗りにくい部分もあります。

以前、自分で壁を塗ってみたい!とおっしゃったお客様が居て、左官屋さんと一緒に塗ってもらったわけですが、作業が終わると「これは大変。左官屋さんってすごいね~」と。もちろんプロだからそれは当然ですが、少しでもやってみるとその大変さの一端が分かり、普通に平に納める凄さ、どうしても出てしまうクセやムラが分かっていただけるるわけです。

まだまだ塗り途中の壁ですが、角(出隅=「ですみ」と言います)もぴしっと!良かですね!

そして、これはなかなか珍しい作業風景。設計担当の坂本さんが撮ってきてくれました。洗い出し仕上げの風景です。砂利を混ぜたネタを塗り、洗ってモルタルから砂利を浮き出す?言葉では全く上手く説明できませんが、砂利の綺麗な和の土間仕上げです。

仕上がると、

こんな感じ。風情だけではなく、滑りにくく、掃除もしやすく、耐久性もある良い仕上げ。

しかし、この作業中の光っている感じも美しいですね~。ここでも木枠などあちこちにテープ張ってますでしょ。これモルタルのノロで汚さないように。きっちりとやっていますが、それでも木が少し吸い込んでしまうこともあるものです。

もちろん、きっちりやっていなくて汚れるのは全くダメですが、かなりきっちりやっていてもどうしても出てしまうこともあり、そんな場合は現場を見て、職人さんの頑張りを見ていると仕方ないなと感じる部分もあり、けれどお客様の立場から考えると辛いわけで、色々考えこんでしまうところもありますが、しっかりと丁寧にするのは必須な上で、お客様の寛大なお心で。という所。

なんだか今日は言い訳ばっか言っている気もしますが(笑)、現場はたくさんの優れた手で出来ていきます。今日も大工さん職人さんたちに感謝であります。

そして何より、現場の手の活躍の舞台を与えてくださるお客様に感謝感謝でございます。


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