野上のブログ

照明。もういっちょ。

前回前々回と照明、ペンダントライトのお話をしてまいりました。なかなか反応が良くて、只今建築中のお客様(ちょうど照明やコンセントの位置などを打合せ中)と話題になったり、まさしく写真を使わせていただいたお家のお客様からメールをいただいたりとありがたい限りでございます(前回ご紹介した上の写真の照明。フィンランドのSectoDesignというブランドの、セッポ・コッホさんという建築家のデザインだそうです。A様誠にありがとうございます)

味をしめて、今日も照明まいります。

ちょっと特殊なペンダントから。吹き抜けや高い天井から吊るすと面白い、こんな長い和紙のペンダントライト。イサム・ノグチデザインのものです。シンプルでフォルムがキレイな和紙のデザインはどんな空間にも合うし、温かい光が優しく落ち着いた雰囲気を醸し出してくれます。

「和」と言えば、昔良くあった和室の天井に吊るされていた照明器具。今やそういう天井がほとんどなくなってきたから種類もすごく少なくなりました。だから本格的な和室の仕事では、何社もの照明メーカーのカタログを開いて探しまくる。なんてことになっております。

またプラスチックの木模様のものなどはあるのだけど、それはどうしても安っぽくなってしまうので使いたくないし、、けれどベラボウに高いものをちょっと。。

そんな時の定番が上のYAMAGIWAのものと、

こちらのオーデリックのもの。和の照明は大手メーカーだけでなく色々と作っている方もおられるみたいなのですが、明るさなどの面でちょっと足らなかったりて、その点こちらの2点は素材感も明るさも使い勝手がよい感じです。ただ、今はネットでメーカー以外のものも簡単に買える時代ですから、色々とアンテナ張ってよりよい物を探していきたいと思います。

また、照明はペンダントだけでなく、ブラケット=壁付け照明も上手く使うと、お家の雰囲気が良くなります。

天井の梁などをそのまま見せて、天井に照明器具がつけられない場合によく使う裸電球のブラケット。(こちらのお家はランプは特殊なものを使っています)

シンプルだけどとても美しいフロスのブラケットライト。

こういう壁付け照明は壁を照らすから、壁の左官塗りの陰影などが出て、壁がとても綺麗に見えるのも趣があるんですよ。

他にもこんなレトロなものや(民家っぽいお家がお好きな方が好まれますね)

こんな変わったものも。

こうして見てきてお気づきになった方も多いかと思いますが、弊社では天井に「どーん」と大きな照明器具をべたっとつけることは、ほとんどいたしません。(子ども室や書斎、個室など、全般的にかなり明るくするご要望があるところは使うことがあります)

それでは明るすぎることと、雰囲気が崩れてしまうと思うから。

お家は学校や仕事場ではありませんから、間接照明を基本にして、落ち着いてゆっくり寛げる空間をと考えています。

まだまだ照明器具はたくさんあるけれど、ひとまずこの辺で。また機会があれば色々とご紹介していきますね。


ホームページのリニューアルに伴い、ブログも新サイト内に統合しました。

過去のブログの記事はこちらからご覧いただけます。

New