野上のブログ

どんどんと。

私事ですが携帯電話も色々不具合が出てきまして、買い替えの時期なのですが、最近の携帯は高性能なカメラやビデオにもなるわけですから、デジカメなどとの絡みもありますし、契約プランもたくさんあって、なかなか理解して決めるのが大変です。

さて、現場。先日楽しみなところがたくさんある!なんてお話をしましたが、そんな所も仕上がってきていますのでご紹介。

紀の川市の築40年、立派な日本家屋リノベーションのお家。上の写真は「うねうね」した木の壁。

もう少し引いてみると、こんな感じ。照明が天井裏に仕込まれていて、この壁を照らしてとっても美しいわけですが、こちらはお客様のご要望。ナイスアイデアですね~。床はこの下地板の上に畳が敷かれます。そうそう。仕上がりの最後に畳は入るわけなんですが、畳が最後に入る前後で印象ががらっと変わって、「良い」んですよね~。畳、楽しみです。

こちらは、先日会社に納入された網代(あじろ)の板。和食レストランとかで見るのは、クロスの上に絵(写真)をかいたものが多いですかね。お間違えなく、こちらは正真正銘の木を薄くスライスした板を編み合わせた「あじろ」です。

建具屋さんにこの板を渡して

建具に組み込まれて帰ってきました。あとは、これを玄関の作り付け下駄箱に、大工さんが調整してはめ込む(吊りこむ)のを待つのみです。現場で仕上がるのが楽しみです。

トイレの手洗いカウンターも仕上がっています。

カウンターとボウルと水栓(蛇口)、後ろのタイルの壁とがうまく合っていて綺麗です。

洗面カウンター。ミラーは今日は施工されていて、それから写真を撮れば良かったですが、人工大理石のカウンターと木、タイルの取り合わせが綺麗ですね。

弊社は全てフルオーダーですから、水回り一つとっても、色々なパターンがあります。もちろん、弊社の「色」のようなものはあって、使う材料のルールもあるし納め方の手法も同じだから(偽物はいや、野暮ったいデザインはNGなど)、全体的に弊社のお家の雰囲気は似てきます。その弊社の雰囲気を気に入ってご依頼いただいているわけですから、それはそれでもっともなことなのですが、その中でも使い方やデザインの幅はあるわけです。

お客様と打ち合わせ繰り返して決めて出来てきたものをみると、いつも「やっぱり○○さんのお家だな~」と思います。お客様に教えてもらうことも多く、デザインの幅を広げてもらったり、設計の抽斗(ひきだし)を増やしてもらったりして、日々わたくしたちも成長するわけ。

先日、大手ハウスメーカーの友達とそんな話をしていて、「毎回毎回大変じゃない?すごい面倒じゃない?よくやるね。尊敬するよ。」と言われましたが、慣れているからそんな風に全く思わないし、お客様以上にこちらが楽しまさせてもらっている所もありますからね。逆にメーカーさんのように多くのお客様を抱えて、すべて外注にかけながら、とっても早い工期で仕上げてしまう方が、私にとっては凄い&大変そうなわけで、リスペクトいたします。

まぁ同じ住宅業界でも色々とありますが、楽しく仕事をさせてくださるお客様に感謝感謝であります。それから暑い中、一生懸命頑張ってくれる大工さん職人さん、そして妥協せずに頭を絞って絞って頑張る設計、縁の下の力持ちで頑張る監督さんや事務・広報のスタッフの皆様にも感謝。

家づくりは良い仕事であります。


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