野上のブログ

おさえると広く?

やっぱり梅雨ですね〜。

こんなに早く梅雨が来るとは思ってもみなかったですが、「とは言っても結局あまり雨ふらないんじゃ?」という淡い希望を打ち砕くように連日雨。夕方から夜が晴れるとか、週末晴れるとか、現場にとっては嬉しくないのですよね。

工事現場の段取りは狂って頭が痛いけど、まっ、例年なんとかなってますから、なんとかなると思って元気よくいきます。(お客様には突然の予定変更などをお願いするかもしれませんが、どうぞご寛大なお気持ちでお願い申し上げます)

上の写真は、今週月曜日の紀の川市の築40年の立派な和の家のリノベーション現場。

既存の柱を活かしながら新たな引戸を造ったりと、各所の入り口・開口部の木枠工事なども進んで、

壁の下地も出来たりと、なんとなく、空間の広さや高さが分かってきて随分と新しい空間のイメージが掴めるようになってきました。

毎週お家が出来ていく現場でお客様と打ち合わせを重ねておりますが、少しづつ出来ていく様子を大変喜んでいただくので、私達もとても嬉しいわけですが、先日の打ち合わせで、お客様が「解体が終わって工事スタートした時位の頃より、下地ができてきた方が広く感じてきましたね」と。

それはなかなか鋭い感覚で、全くおっしゃるとおり。新築やリノベーションに限らず皆様感じるところです。工事中は「なんか広くかんじないけど。。」という不安を口にされても、「絶対大丈夫!出来てきたら広くなりますから」と、こちらは申し上げますが、お客様には一抹の不安が。どれだけ説明しても感じていただかないと分からないのですが、本当に大丈夫なんですよ。

解体が終わったころと、

床もでき、天井の下地も出来た今と比べると、違いますでしょ。この写真はちょっとアングルも違うのであれですが、実際体感してみるとホントよく分かります。床も壁も天井も下地がない頃の方が、体積は大きいのだけど、間が抜けているというかだだ広い感じでありまして、天井を押さえたり、壁で少し視界をじゃましたりした方が、奥行き感を感じて、水平方向に広く感じるのです。

もちろん吹き抜けのように天井をぐぐぐっと上げてボリューム感を出すというやり方もありますが、天井を低目に押さえた方が内部を広く感じるというのもこれと似た話。

ここから仕上がっていくと、もっと広く、そして明るく(これも随分違います)なっていきますので、お楽しみに。


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