野上のブログ

ついに動く!?(墨付け、米ヒバ原木)

お盆休み前から随分ご無沙汰してしまって申し訳ございません。弊社は17日より元気よく営業しております。

今日は大層なタイトルですが、うちの作業場のお話。上に見えている大きな角材のことです。

これ、弊社が大好きな米ヒバの角材なのですが、長年うちの倉庫で眠っている木。私の父、先代が買い付けてきた木で、大きさが60センチ×40センチ×8メートルもある木。皆様にはそれで?って感じかもしれませんが、この業界では「おおっ~」となること間違いなしの木です。

そりゃ、米ヒバ専門の材木屋さんにはこれくらいはあるかもしれませんが、工務店の作業場・倉庫にあるのはなかなか珍しいことかと。

手前の梁と比べると大きさがお分かりになるかと

大きなカウンターもとれるし、鳥居も削りだせるような材木です。

父が昔買い付けたのは先ほど申しましたが、それから30年以上置いてあるのでしょうか?「いつか、凄い木が必要な際になった際に」と話しておりましたが、それよりも木が大大好きな父の置いていて満足が大きかったのだと思いますが。。

ただ、このままずっとこの形であっても。というのは以前から皆言ってたことで、柱や梁、枠材などに使えるように小さく割って使いたいと。

ただ、小さく割ってしまうと当たり前ですが二度と大きな木には戻りませんから。があって、結局そのままだったのですが、もう実際使っていこう!決めまして、

運び出せるように廻りも片づけて、来週からいよいよ製材屋さんにもちこんで小割に挽いて(ひいて)もらいます。相当な量の枠材になりますから、また挽いた後の姿もご紹介いたします。お楽しみに

作業場といえば、会社裏の作業場では

来月のM様家の棟上げに向けて、柱や梁の墨付けが終わり「手刻み」作業にとりかかっています。

「墨付け」というのは、上の写真のように、実際の柱や梁材に木組み加工の指示を棟梁格の大工さんが書いていくこと。まさに墨で線を引いたり絵や文字を書くので「墨付け」。古来より受け継がれている大工の伝統技術です。

その指示通りに切ったり、穴を開けたり、大工さんが手で木組み加工を施していくのが、「手刻み」であります。作業場は木の良いにおいで一杯です。

そして、明日明後日と見学会を開催させていただくお家。お客様のご好意のおかげでございます。

両日ともご予約一杯になりまして(誠にありがとうございます)、当日の急なご見学ご希望にはお応えできませんのでご了承くださいませ。ご見学にお越しいただく皆さまは、車の運転等、くれぐれもお気をつけてお越しくださいませ。楽しみに皆さまをお待ちいたしております。

それではまた次回。よろしくお願い申し上げます。


ホームページのリニューアルに伴い、ブログも新サイト内に統合しました。

過去のブログの記事(2020年以前)はこちらからご覧いただけます。

New