野上のブログ

天窓のある楽しい平屋⑤

さて、こちらのお家のご紹介も今回で最後。本当は先週末にアップするつもりでしたが、いろいろ忙しくて、のびてしまって申し訳ございません。その理由はまた後日。

さて、今日は、洗面から。

洗面所の写真はミラーにいつも映りこんじゃうんですよね。

いつもの木のカウンターに洗面ボウルをはめ込んだタイプのもの。

《他には、

こういう、カウンターとボウルが一体になっているタイプのものもよく採用します。掃除のしやすさはこちらですが、デザインのお好みで決める方が多いです》

今回は面白いのはカウンターの下の棚。棚の横に壁がなくて、浮いたようなデザインです。こちらはお客様と弊社設計スタッフの福井君との打ち合わせで出来た形ですが、なかなか綺麗なデザインです。

洗面カウンターの左側には棚。こういう形も弊社はよくやります。歯ブラシや整髪料、ドライヤーの他にもタオルなども置けて、なかなか便利なカタチです。

トイレの手洗いカウンターはこんなカタチ。丸いボウルで、洗面とはまた違って楽しいですね。

また、見学会で皆様にご好評だったクサリ樋。こちらは子ども部屋ですが、その窓からクサリ樋に落ちる雨を楽しめます。「雨でも楽しいなんて素敵ですね!」とおっしゃったくださったお客様もいらっしゃいましたねぇ。ありがとうございます。

それから、キッチンでもご紹介した飾り棚の吊戸。ガラスの引戸!って昔の食器棚でよく見ましたねぇ。ただ、実際、弊社の造り付け家具などですることはほとんどなかったわけですが、これ綺麗ですねぇ。これから積極的にご提案していってもよいなと。もちろんデメリットなどそのお客様と色々とつめていかなければいけない所は多いと思いますが、魅力的です。

どうしても収納が優先されるから、使い勝手がよいこと、隠せること、収納の手間がかからないこと、など合理的なことが先にくるし、私たちの提案もそうなりがちですが、収納しながら飾るということも暮らしを楽しくするには大切なことですから、こういうご提案も積極的にやっていきたいなと思います。

最後に、組子細工のコースターを並べて。背面のモルタル壁と下の無垢板の質感が、良いバックになっています。いつも思うのですが、上質でシンプルな材料と仕事で、主張しすぎないお家をつくっていきたいと。よい意味で控え目で、何かを飾ったり(そんな高価なものではなく、子どもさんの絵や、どんぐりとか松ぼっくりとかでも)、生活する道具などで、その方のお家となる時に邪魔しないようにと思っています。さらに、それを引き立てるようなバックにお家がなるようにと。

そこには、本物で上質な材料と、丁寧な手仕事(見せつけるような仕事ではなく)が必須であると思っております。

さて、5回にわたって紹介なんてしちゃいますと、後で施工例でアップする時に、もうこれ以上の紹介はないわけで困ってしまうのですが、また施工例をアップした際もご覧になってくださいね。

K様に多大なる感謝を申し上げ、これから末永いお付き合いをお願いして、こちらのお家のご紹介を終わります。


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