野上のブログ

アウトドアリビングのあるお家②

さて、前回では洗面までご紹介したこちらのお家。玄関~シューズクロゼット・納戸~洗面~キッチンと動けて、お仕事帰りの家事動線がとても便利というお話をいたしました。(靴を脱いで、服を着替えて、手を洗って、場合によっては洗濯機まわして、キッチンへ)

今日はダイニングから。

こちらがダイニング。奥がキッチン。その奥が先ほどの洗面所です。キッチンとダイニングが真っすぐ並ぶかたち。最近この形をご希望される方が結構多いですが、キッチンからそのまま横に動けるのでなかなか便利なカタチ。対面とかなら一回ぐるっと回らなければいけませんから。とはいえ、こういう所はその方のそのご家族の考え方やライフスタイルと大きく関係しますから、何が正解とかはありませんので、合う形をじっくり考えましょう。

それから冷蔵庫の横には、勉強コーナー。お子様のお勉強や、大人の趣味などに活躍するコーナー。

少し角度をふるとまた印象も違います。右手奥に見えてきた白い扉は浴室のドア。左奥にリビングも見えてきました。そしてこのお家の大きな特徴が左手の大きなデッキなんです。

(その前にこのダイニングテーブルは青森ヒバの一枚板。先ほどの勉強コーナーのカウンターもタモの一枚板。やっぱり雰囲気と風情があります)

テレビの置いている向こう側がキッチンです

お家をつくるにあたって大きなご要望が、「外からの視線を気にせずに暮らしたい!」ということ。けれど、「外につながる気持ちよさは欲しい」。そして「内にこもったような落ち着きもほしい」でありました。

普通、住宅街では外に開けば開くほど隣地からの視線は気になります。高い塀で囲ってしまうってやり方もあるかもしれませんが、2階からの視線は気になりますしね。

実はこの写真でも分かるようにダイニングがぼこっと突き出しているのは、先ほどのキッチンと直列に並べるからでもあるのだけれど、向こう側のお家(3階建てと4階建て)からの視線を切るためもあります。

【南側には大きなデッキを造ってそこに大きな屋根をかける。そしてそこを外部と内部の緩衝空間に!】して、ご希望をカタチにしたのがこのお家の間取りのスタートでありました。

このように、戸を全て開け放てば、リビングも和室もダイニングも全てデッキとつながり、まさにアウトドアリビングのようになって、そこを通じで外部とつながって開放感が生まれる。

閉めてしまえば、そのアウトドアリビングが外と内を仕切ってくれて、随分と外からの視線は気にならなくなります。

こちらの写真ではなかなかうまく表現できていないのだけれど、外に一室あるようなちょっと奥まった落ち着きがあります。

外から見るとご覧の通り。大きなデッキと大きな屋根です。さらに柱が途中一本も立っていないことにも注目です。こちらの墨付けをさせてもらった大工さんの坂本君と、うちの建物の構造を全てチェックしてくれている設計の福井君とで色んなアイデアを出し合って実現させた空間です。

さて、次回はもう一度リビングに戻って。

お楽しみに。

そうそう弊社は29日まで営業しておりますので、今年中にはアップいたします~


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