野上のブログ

アウトドアリビングのあるお家①

いよいよ今年も大詰め。来週に入ると街も一気に年末モードに入りますでしょうねぇ。私は今週末も来週もお打ち合わせの予定をたくさんいただいておりまして、本当にありがたいことでございます。

さて、本年のこのBlogの投稿もあとわずか。雑誌取材時の写真もようやくいただけましたので、年末まで、「アウトドアリビングのあるお家」のご紹介を続けてまいります。(本年中にwebサイトの施工事例も更新いたしますね)


こちらのお家は、和歌山県庁にもほど近い閑静な住宅街に建つ、40代のご夫妻と小学生のお子様1人、将来的にはお母様の同居も見据えた、約33坪のお家です。初めてお会いしてから5年以上、じっくりゆっくり土地を探し、ようやく出会った理想の敷地に、多くの見学会にご参加いただいて得た&建築家の書籍などでも学ばれた「こだわり」を詰め込んだ、ここちよいお家です。

外観は静かで落ち着いた住宅街の中目立ちすぎず、だけどふと目に止まるような。例えて言えば「仕立ての良い服」を着こなしているかのような「落ち着きと上品さ」のある外観をいつも目指しています。こちらのお家も吉野杉の赤身板と、オリジナルカキ落とし塗りの左官壁、自然素材できつい色を使わずに、街中に自然となじんでくれるように考えています。

アプローチも石と左官塗と土と植栽でシンプルに。

アプローチを抜けると玄関。左側がシューズクローゼット。右奥に曲がると階段とトイレ。正面右手にちらっと見えるのが和室への入り口です。

右の壁には小さなものを飾るニッチと、よく見ていただくと正面左に木の手すりが床から天井まで立っていますね。

先ほどの玄関を上がって左に曲がってみると、左がシューズクロゼット。右手がリビングの入り口。正面が洗面所となります。(この写真は洗面所の戸を開けています)

このシューズクロゼットは靴やアウトドア用品など土間に仕舞う所と、床に上がって服など室内のも物も片づけられる納戸の機能を併せ持っています。3帖程度の広さに靴・傘・外の物、服、掃除用具からリビングに出てくる雑多なものまで収納できます

こちらが、先ほど奥に見えていた洗面所から、玄関ホールを見た写真。(奥は階段。その右手にトイレがあります)奥のすぐ左手の入り口っぽい所がリビングへの入り口。洗面所でてすぐ右が先ほど説明した納戸&シューズクロゼットへの入り口。(奥の右大きく開いているところが玄関です)

要は、帰ってくると玄関を通ってその納戸に入り、靴を脱ぎ傘を片付け、床に上がり服を着替えて、そのままホールで出られます。そこからリビングと洗面所に入ることができるわけで、例えば子どもが学校から帰ってくると、納戸シューズクロゼットに入って靴を脱ぎ、出来ればそこに学校のものを置き、洗面所に入って手を洗い、そのままキッチンダイニングへと。

また、仕事終わりをイメージすると、靴を脱いで上着を脱いで、服を部屋着に着替えるなら着替えて、そのまま洗面へ。洗い物はかごに入れて(場合によっては洗濯機をまわし)手を洗って、そのままキッチンへと。無駄のない家事動線で、これはかなり便利。

洗面カウンターは木に洗面ボウルをはめこんでいます。深型のボウル(実験流しの一種)で、この深型って、たまにお客様よりご要望があります。それでもって今年(かな?)TOTOさんが、実験流しのような深さの洗面化粧台を新商品でだしておりましたね。弊社はあまり洗面化粧台を使わないから、そのボウルだけいただいたりも。。

奥のキッチン・ダイニングはまた次回。

続きをお楽しみに。ではまた来週よろしくお願いいたします。


ホームページのリニューアルに伴い、ブログも新サイト内に統合しました。

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