野上のブログ

リノベーションショールーム③(古民家リノベーション、町屋リノベーション、キッチンリフォーム)

さて、今回はリノベーションショールームのご紹介。

外観→土間→リビング&書斎ときて、今日はダイニング。

上の写真でも分かるように、リビングの隣がダイニングになっています。

こちらが、ダイニングから南西方向を見た写真。左(南)がリビング~土間とつながっていって、正面右奥(西)がこれから紹介するキッチン~和室。正面左奥が前回紹介した書斎コーナー。

ドアや窓は昔のまま。古い洋館のような内装ですが、和とも今の北欧のモダンな家具や照明ともよく合います。いつも述べておりますように、良い物本物同士はケンカしないというか、和でもモダンでも北欧イタリアンでもなど関係なく、良い物は良いってことです。

ちなみに、この天井は90年前の漆喰がそのまま。これってなかなかすごい事なので、うちの左官屋さんが「このままおいておきましょう。僕らも勉強になるし」と言ってくれて、そのまま残しています。

おそらく、このダイニングは店頭に来たお客様を商談に通した応接のようなものだったのだと思います。窓の奥には坪庭も見えて、素晴らしい風情です。そして、一段上がった所を今回キッチンにしたのだけれど、ここは以前は壁で仕切られておりました。一番手を入れたのはこの辺ですね。

こちらはお店も兼ねている商家だから、特別な面もありますが、昔のお家ってキッチンが暗くて狭い所に追いやられていることがほとんど。そこが土間になっていて面白い場合もあるのだけれど、お客様が来るところや普段使わない座敷が一番明るく広く良い所にあって、やっぱりそれは今の暮らしとは合わないから、実際のリノベーションをさせていただく場合でも、キッチン廻りを位置や間取りも含めて大きく変えることが多いです。そこからリノベーションの間取りが出来ていくことも結構あるのですよ。

キッチンは、木とステンレスの家具のような造り付けキッチンにしました。(奥が先ほどのダイニング)

詳しい説明は実際ご覧になってさわっていただければと思いますが、左(西)の座敷と、洋館のような右(東)のダイニングに挟まれていますから、ごちゃごちゃ余計な線が増えないように、シンプルでスッキリと、かつ上質になるように気を付けました。

キッチンに立って正面(南)を見ると、こんな感じ。左がダイニング、その奥がリビング~土間。真正面が書斎コーナー。

右が座敷となりますが、こちらはまた次回へと。


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